飼い主さんがくつろいでいたり仕事をしていたりすると、愛犬がそばに寄ってきて、あごをポンと体にのせてくることがありますよね。とてもかわいらしいですが、この行動にはどのような気持ちが隠されているのでしょうか?

今回は獣医師の増田宏司先生が、犬が“あごのせ”をするときの心理を解説します。また後半では、いぬのきもち投稿写真ギャラリーに掲載されている、愛らしい“あごのせ”写真を厳選して紹介します!

あごを体にのせてくる心理とは?

犬が自分の体を飼い主さんにくっつけるのは、安心できるからです。あごをのせるなどの行動は、そこに「甘えたいな〜」という気持ちが入っていることもあるでしょう。

注目すべきポイントは「目線」!

チラチラとこちらを見ているようなら、「かまって」のサインです。
犬は、目線で多くのことを訴えています。あごをのせながらチラチラ目線を送ってくるようなら、安心したいだけでなく甘えたい気持ちも強いのでしょう。

とっておきのかわいい“あごのせ”写真をお届け!

ここからは、いぬのきもち投稿写真ギャラリーに投稿された“あごのせ”写真を、厳選して紹介します!あまりのかわいさに、みなさんもメロメロになってしまうかも!?

飼い主さんとこたつの間に入って“あごのせ”


ミニチュア・ピンシャーのロッキーちゃんは、こたつで飼い主さんに抱っこしてもらうのが大好きなのだそう。この写真でも「かまって〜」と言っているかのように、飼い主さんとこたつの間に入り、手にあごをのせています。こんなにかわいいアピールをされたら、仕事中でも愛犬と一緒に遊びたくなってしまいますね!

“あごのせ”をしていたら、暖かくてうとうと……!?


柴のくるみちゃんは飼い主さんの体にあごをのせて、まったり過ごしている様子。「あごのせは暖かくて幸せな気分になる」と飼い主さんがコメントしていますが、心なしかくるみちゃんの目もとろ〜んとしていて、少し眠たくなってしまったように見えますね。

足を枕のようにして“あごのせ”、熟睡しちゃった!


トイ・プードルのまろくんは、少し変わった“あごのせ”を見せてくれました!寝そべるお兄ちゃんの足を枕のようにして、スヤスヤと熟睡しています。まろくんにとって、お兄ちゃんの足はちょうどいい高さなのかもしれませんね。

愛犬の“あごのせ”は、安心したい気持ちや甘えたい気持ちが詰まった愛のメッセージのようです。目線にも注目し、愛犬の気持ちを見極めてあげてくださいね。

お話を伺った先生/増田宏司先生(獣医師 獣医学博士 東京農業大学農学部動物科学科(動物行動学研究室)教授)
参考/「いぬのきもち」2021年11月号『4つのステップで身につく 愛犬に伝わる“コミュ力”』
文/宮田あゆみ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と一部写真に関連性はありませんので予めご了承ください。