二戸市立福岡中(中野善文校長)の生徒でつくる野球チーム「福岡三葉クラブ」が、5月25日〜6月2日に岩手県山田町などで行われた中学生の県少年軟式野球大会(県野球協会主催)で、6年ぶり4度目の優勝を果たした。7月6日に野田村で開催される、全日本少年軟式野球大会東北Bブロック大会に出場予定で、選手たちは「優勝して全国大会に行きたい」と意欲を見せる。

 同クラブには1〜3年生35人が所属。投打のバランスの良さが持ち味だ。県大会には県内の32チームが出場。同クラブは準決勝までの4試合でいずれも接戦となったが、投手4人の継投で失点を抑えながら勝ち進んだ。決勝は打線がつながり、盛岡河南中(盛岡市)を7―1で下し優勝した。

 14日は2、3年の選手18人が中野校長、菅原孝太監督(福岡中教諭)らと市役所を訪問し、藤原淳市長に大会結果を報告した。

 東北大会に向け、田中朝陽主将(3年)は「守備のミスを減らし、ゲームの良い流れをつくって優勝したい」と抱負。投手の1人の佐藤康敬部長(同)は「最後までしっかりと投げ、三振を多く取って勝利に貢献する」と力を込めた。

 藤原市長は「二戸は伝統的に野球が盛んで、皆さんが勝つと、明るい話題にまちも元気になる。全国大会まで勝ち進み、活躍してほしい」と激励した。【全文】