29年ぶりの愛媛出身関取、凱旋(がいせん)−。3月の春場所で幕下全勝優勝して十両に昇進した風賢央(かぜけんおう、押尾川部屋)が17日、西予市野村町に帰郷。祝賀会に駆けつけた約100人の温かな歓声と拍手に迎えられた。風賢央は「幕下優勝できたのは古里の応援のおかげ」と感謝し、新たな舞台での活躍を誓った。
 風賢央は22年春場所で初土俵。今春場所の幕下優勝で愛媛出身力士としては1995年春場所の玉春日(現片男波親方)以来の新十両となった。