愛媛県松山市沖の離島・中島で3、4の両日、紅茶などに加工される「べにふうき」の一番茶摘みと紅茶作り体験があった。計70人が参加し、みずみずしい新芽を丁寧に手摘みし、紅茶を楽しむなど交流を深めた。
 べにふうきは独特の苦味と豊かな香りが特長。緑茶加工した際に花粉症などのアレルギー症状を軽減するメチル化カテキンを多く含む。べにふうき茶栽培グループ代表の金子與雄さん(72)によると、中島では休耕地となったミカン畑の転作作物として2007年から栽培。緑茶に専念していたが、14年から手摘み・手もみの紅茶も手がけ、7軒が約50アールで栽培している。