伊予鉄バス(愛媛県松山市)が電気自動車(EV)バス10台を導入し、松山市で7日、出発式があった。EVモーターズ・ジャパン(北九州市)製で、伊予鉄バスのEVバスは計11台になった。同社は2022年度に1台を初めて導入。27年度まで毎年増やしていき、計51台にする予定。
 伊予鉄グループ(松山市)によると、EVバスはディーゼル燃料を使用した車両に比べ、走行コストを約半分に抑えられる。10台分で走行時の二酸化炭素(CO2)排出量は年間約210トン削減でき、災害時の電力供給は一般家庭約200世帯分(1日)を見込む。
 伊予鉄バスは充電設備の拡充も計画。現在は松山市内の2営業所にしかない充電設備を同社の全5営業所・バスターミナルに置く。国と東温市の補助金を活用し、7月には川内バスターミナル(東温市南方)に設置する。