マネジャーが語る魅力は「あどけなさ」と「大人な雰囲気」の共存

 アイドルの登竜門「ミスマガジン2021」でミスヤングマガジンを受賞した山岡雅弥(19)が5月1日に初のDVD『ナインティーン』をリリースする。精力的にグラビア活動を続ける一方で、中学時代にはレスリングで全国ベスト8に輝き、現在は現役の美大生という異色の経歴を持つ。10代最後の1年を過ごす彼女の今を聞いた。(取材・文=中村彰洋)

――山岡さん単独としては初の作品となりました。写真集よりも先にDVDのリリースとなりましたね。

「『あ、DVDなんだ!』が率直な感想でした(笑)。今回、初めて映像を撮ってもらって、自分で見返したときにもっとこうしとけばよかったなっていう反省はたくさんありました。撮影は12月の沖縄だったのですが、雨の中で川に入って撮影したのは思い出に残っています。寒かったです(笑)」

――タイトルは『ナインティーン』。10代最後の記念というところがあるのでしょうか。

「そうです。撮影をしていて、写真集も絶対に出したいと思うようになりました。10代のうちに撮りたいです! 今回のDVDは3年間の成長が見られると思うので、ぜひ見てほしいです。ちょっと大人になったので、その部分も伝わるとうれしいです」

――ミスマガでの受賞から約3年。意識に変化などはありましたか。

「3年間でいろいろなことを経験して、グラビアをもっと好きになりました。最初の頃はそこまで積極的ではなかったのですが、場の雰囲気とか表現の仕方とかもコツがつかめてきて、楽しくなってきました」

――“レスリングJK”という肩書きで注目を集めましたが、現在でもレスリングは続けているのでしょうか。

「今はやっていません。離れてから1〜2年ぐらいたちます。でも二の腕のお肉だけ全く落ちなくて(苦笑)。どうしたら落ちるんですかね……。でも私の強みは肩幅だと思っているので、そこを活かしていきます(笑)」

――現在は美大に通っているとのことですが、なぜ美大への進学を決断したのでしょうか。

「元々絵を描くことが好きで、その好きなことを生かして先生にも慣れたらいいなって思って美大に進学しました。今は教員免許を取ることを目指しています。入試のための勉強は頑張りましたね」

――美大は忙しいイメージがあるのですが、仕事との両立は大変ではないですか。

「課題は多いんですけど、スケッチとかが好きなので、苦ではないです。このまま教員免許は取得するつもりです。芸能のお仕事でもそれを活かせたらいいなと思っています」

――同級生からはグラビアの活動について何か言われたりされますか。

「全くないです。多分私がそういう活動をしていることも知らないと思います。もしかしたら話しかけさせないオーラを出しているのかもしれないです(笑)」

――アルバイトも現在されているとお聞きしました。どんなことをされているんですか。

「エアコン回収&解体のバイトと居酒屋を掛け持ちしています」

――エアコン回収のバイトは珍しいですね。

「私の実家がDIYとかが好きで、サウナを庭に作っちゃうくらいなんです。母が元々そういうことが好きで、知り合いに紹介してもらって高校時代からやっています」

――もうすぐ二十歳を迎えますが、何か抱負などはありますか。

「写真集は出したいです。あとは車の免許も取りたいです! 無人島でのサバイバル生活みたいなものにも挑戦してみたいです」

◯マネジャーが見る山岡雅弥の魅力

「年齢を重ねて、落ち着いてきたところが写真にも反映されていると思います。元々パワフルであどけなさが残る部分が魅力でしたが、そこに大人な感じが加わってきました。ここからは、山岡だけの新たな軸みたいなものが確立できたらいいですね。『この子レスリングやってたんだ』といった驚きを与えられるような存在になってほしいです」

◯こぼれ話

 今回の『ナインティーン』の品番は「OKPI0019」。これは山岡のニックネームの“おかぴ”から取っており、そこに現在の年齢の19歳を組み合わせたものとなっている。山岡だからこその品番という遊び心が反映されている。

□山岡雅弥(やまおか・みやび)2004年11月29日、福岡県出身。小学6年生からレスリングを始め、中学時代に全国ベスト8に輝く。「ミスマガジン2021」でミスヤングマガジンを受賞し、“レスリングJK”として注目を集める。24年5月1日に初の単独作品『ナインティーン』を発売する。5月11日正午からは東京・秋葉原のブックタワー9FでDVDリリースイベントを開催する。特技はレスリングとウエイクボード。中村彰洋