金田哲が公式HPの企画「君かたり」で長徳の変における藤原斉信を語る

 金田哲が19日、NHKの大河ドラマ『光る君へ』(日曜午後8時)で演じる藤原斉信について、この日放送された第20回での斉信の行動と心情を、同ドラマの公式HPの人気企画「君かたり」で語った。同企画は注目シーンなどを撮り終えたキャストが現場で撮影シーンや演じる人物への思いを語る企画。第20回では伊周(三浦翔平)と隆家(竜星涼)の騒動をすぐに道長(柄本佑)に報告し、交際するききょう(ファーストサマーウイカ)にも「中宮は見限れ」と伝えた。

「まず、『伊周、隆家ファンの皆さま、すみませんでした』という感じです。でも、あの当時は『これはとんでもないネタをつかんだぞ。どこに持っていく?……道長だぞ?……ということは……そうなるよな』というのは多分、普段から思っていないとあの場でパッとできないので、常にそういうことを考えて自分が参議にどうやったら入れるかということを日常の習慣的な感じで考えていたんじゃないかな」

 仕事として謹慎を申し付けに行った後の行動にも言及。

「蔵人の頭として『謹慎を申し付ける』と言って、その後、貴子さん(板谷由夏)とかに『どうしたらいいですか?』と……。そこでもまたタヌキをやっていますから、本当に恐ろしい男だなと自分で演じていても思います。なので、伊周、隆家、ひいては道隆さんにも本当にすみません。ただ、その分、斉信は偉くなりますっていう感じですかね」

 ききょうに「中宮(定子=高畑充希)は見限れ」と言うシーンも説明。

「時勢をよむのがすごくうまいので、好いた女子にそういうふうに報告するのは当然というか……恋心もあり時代の流れ、『こっち来い』と誘っているんですけど、ききょうはずっと(定子)と一緒にいたいんじゃないですかね。だから結局、振り回されているのはこっちなんですけど。なので、あんなこと本当なら言っているのがバレたらまずいんですけど、それでも言うのは未練たらたら。遊んでやるつもりが本気になっちゃっていますね。そんな感じがします」ENCOUNT編集部