6月14日に日本武道館で開催されるコンサートをもって卒業

 アイドルグループ・Juice=Juiceの植村あかりが23日、都内の書泉ブックタワーでソロ写真集『Strelitzia」』(ワニブックス)の発売記念イベントを開催。イベント前に実施された取材会で、卒業を控える現在の胸中を明かした。

 植村は、2013年2月25日にハロー!プロジェクト加入を果たし、21年11月25日にJuice=Juiceの3代目リーダーに就任。6月14日に日本武道館で開催されるコンサートをもって、グループ及びハロー!プロジェクトを卒業する。

 花柄のワンピースで登場した植村は、開催まで1か月を切った卒業コンサートについて、「衣装からセットリストまで携わらせていただいています。Juice=Juiceと同い年、イコールの関係ですので、私がお届けできるものを全部詰め込んだライブにしたいです」と予告。公演の曲数については、「楽曲が増え過ぎて、セトリを考えるのも大変。やはり23には収めたいと思っていますが、もしかしたら増えるかも。私の中では23曲を推したいです」と、自身の特別な数字である“23”をアピールした。

 2013年から始まったアイドル人生を振り返り、「関西の研修生を経て、ここまでやって来た。活動をやってみて一番の強みは、人のつながりを感じることができた。卒業を決めることができたのも、たくさんのJuice=Juiceファミリー(ファン)やスタッフ、メンバーが自信をくれたからこその決断」と感謝。「Juice=Juiceとして11年間まっとうできたのは、私自身の誇りでもあります」と胸を張った。

 自身4作目となる写真集は、卒業を目前に控えた刹那の「今」をストレリチア(極楽鳥花)の様に華々しく艶やかに撮影し、新たな道を歩み“輝かしい未来”へ向かって進んでいく姿を記録した一冊となった。

 見どころを聞かれると、「過去の3冊とはぜんぜん色が違って、ほぼ自分でプロデュースしました。私のやりたいことの詰まった夢のような一冊になったと思うので、みなさんに絶対喜んでいただけると思います」とにっこり。タイトルに込めた思いは、「以前、飼っていた愛鳥のハッピーちゃんを思い出すような、羽ばたけるようなテーマにしてタイトルを付けさせていただきました」と説明した。

 極楽鳥花の花言葉に「気取った恋」があることを突っ込まれると、「Juice=Juiceの曲は、昔から背伸びというか大人目線のテイストで歌わせていただいたので、そういう解釈をしていただけたらいいなと思います」と返答。卒業後の恋愛について聞かれる場面もあったが、「今の所はそんなお話は何も思い浮かんでいない。卒業するまでJuice=Juiceに力を込めて頑張っていきたい。全力で努めます」と、最後までアイドル人生を真っ直ぐ駆け抜けることを誓っていた。ENCOUNT編集部