ニンニクの甘さとアンチョビの塩気で野菜をおいしく食べられるイタリアの郷土料理バーニャカウダ。コツを覚えておくとおもてなしのオードブルなどテーブルが華やぐレシピとしていざという時に役立ちます。

そこで今回は、プロ直伝のバーニャカウダソースの本格的なレシピをご紹介します。また、バーニャカウダの由来やアレンジソースなどあわせて5選ご紹介! 冷凍保存できるレシピもありますよ。たくさん作っておくと便利です。キュウリやトマトなど夏野菜と相性が良いバーニャカウダソース。この機会にぜひ覚えてくださいね。



・バーニャカウダってどんな料理?

イタリア、ピエモンテ地方の郷土料理「バーニャカウダ」。バーニャはイタリア語で「ソース」、カウダは「熱い」という意味だそう。バーニャカウダは、基本的に熱したオリーブオイルにニンニクやアンチョビなどを入れた熱いディップソースのことを指しています。

陶器に入れ、ロウソクの火で温めながら食べるのが一般的。「ニンニク」「オリーブオイル」「アンチョビ」の他に生クリームや牛乳などを加えてクリーミーに仕上げたものも。ディップする食材はキュウリやトマト、チコリやパプリカなどはもちろん、肉や魚なども自由にアレンジできます。

■レンジで15分!プロが教える基本の【バーニャカウダソース】

レンジでチンして15分で完成!プロが教えるバーニャカウダソースの作り方です。彩り豊かな野菜をたっぷり添えて。バーニャカウダが加わると食卓が華やかになります。おもてなしにもオススメです。

電子レンジで簡単!プロ直伝バーニャカウダ
電子レンジで簡単!プロ直伝バーニャカウダ

【材料】(2人分)

キュウリ 1/2本
ニンジン 1/2本
大根 1/8本
黄パプリカ 1/2個
ラディッシュ 4個
<バーニャカウダソース>
  ニンニク 2片
  アンチョビ(みじん切り) 5枚分
  オリーブ油 50ml
  生クリーム 50ml


【下準備】

1、キュウリは端を落とし、スティック状の長い乱切りにする。ニンジン、大根は皮をむき、キュウリに合わせて切る。

電子レンジで簡単!プロ直伝バーニャカウダの下準備1

2、黄パプリカはヘタと種を除き、キュウリに合わせて切る。ラディッシュは葉付きのまま半分に切る。

電子レンジで簡単!プロ直伝バーニャカウダの下準備2


【作り方】

1、ニンニクはラップに包み、電子レンジで2分加熱し、潰す。

電子レンジで簡単!プロ直伝バーニャカウダの作り方1

2、耐熱容器に<バーニャカウダソース>の材料を入れ、電子レンジで1分加熱する。一度取り出してよく混ぜ、さらに1分加熱する。

電子レンジで簡単!プロ直伝バーニャカウダの作り方2

3、器に野菜を盛り合わせ、<バーニャカウダソース>を添える。

電子レンジで簡単!プロ直伝バーニャカウダの作り方3


【このレシピのポイント・コツ】

電子レンジは600Wを使用しています。




■バーニャカウダ【アレンジ 4選】
・ヘルシー豆乳のバーニャカウダ風

オリーブオイルの量をおさえ、豆乳を加えたヘルシーなバーニャカウダです。クルミを入れて香ばしさと食感をアップしました。キュウリやパプリカなどにたっぷりつけて熱々を楽しみましょう。


・旬野菜のバーニャカウダ

ニンニクを牛乳で煮て作る、クリーミーなバーニャカウダ。スティックタイプのブロッコリーの「スティックセニョール」や「ミニキャロッ」ト、ゆでると少しぬめりがでる菜の花のような「紅菜苔(こうさいたい)」など、目新しい旬野菜を並べるとごちそう感が出ます。



・蒸し野菜とバーニャカウダ

程よいニンニクの香りとアンチョビの塩気が絶妙なバランスです。レンコンやカボチャなどの根菜類を蒸してソースにつけて楽しみます。野菜がいくらでも食べられてしまう一品。ソースは冷凍保存もできるのでたっぷり作っておくといつでも楽しめますよ。



・赤ワインにあう生野菜とバーニャカウダ

生クリーム入りで濃厚なバーニャカウダソースは赤ワインにぴったり。スライスしたバゲットがあれば最高です。野菜をおいしくモリモリ食べられるオードブルにオススメのレシピです。



おもてなしに欠かせないバーニャカウダ。基本をマスターしたらあとは野菜を用意するだけです。生野菜だけでなく、蒸した根菜類や肉魚などにも使える便利なソースです。バーニャカウダがあるとテーブルがぐっと華やかになるのでぜひ作ってみてくださいね。
(豊島早苗)