西郷村の盛り土問題で逮捕された男は栃木県でも無許可で土砂を積んでいたことがわかりました。

森林法違反の疑いで逮捕・送検されたのは茨城県の土砂処分業・会社役員、長嶺嗣義容疑者(59)です。

警察によりますと、長嶺容疑者は去年12月から2月中旬にかけて、関東などから1ヘクタールの規模を超える土砂を西郷村の民有林に持ち込み、無許可で盛ったうえ、県の中止命令に従わなかった疑いがもたれています。

長嶺容疑者は「無許可で盛り土はしたが、命令に従い規模を縮小しようとしてた」などと容疑を一部否認しています。

長嶺容疑者は栃木県の少なくとも4つの市と町でも、無許可で土砂を積み上げ、行政からの撤去命令を無視していたこともわかりました。

西郷村や矢祭町では、ほかにも、大量の盛り土が確認されていて、警察が関連を調べています。