スーパーやコンビニで氷を毎日、購入している方もいるでしょう。 しかし、小型製氷機を購入して氷を自宅で作ったほうが節約になるのでは? そんな風に考える方もいるのではないでしょうか。   今回は、氷を毎日購入していたご家庭で小型製氷機を購入して氷を自宅で作ると、何年で元が取れるかをご紹介します。

氷を毎日購入した場合と小型製氷機で氷を作る場合の費用

氷を毎日購入した場合と、小型製氷機で氷を作った場合の費用をそれぞれ算出してみます。
 
ここでは、4人家族で1日に消費する氷の量を1キログラムと仮定します。
なお、1キログラムの氷があれば、1人あたりコップ3〜4杯分(1杯に5個の氷を使用する場合)使用できる計算です。
家族の人数が増えたり氷の使用頻度が増えたりすれば必要な氷の量は変わるため、目安として参考にしてください。
 

氷を毎日購入した場合の費用

まず、毎日1キログラムの氷を購入する場合、年間でいくらかかるのか算出してみます。
 
コンビニ2社を確認したところ、1キログラムほどの氷は約250円で販売されていました。
365日毎日購入していたとすると、合計約9万1250円の費用がかかることになります。
 

小型製氷機を購入して自分で氷を作る場合の費用

小型製氷機を購入して、毎日氷を自宅で作る場合の費用を算出してみましょう。
氷を作る水には、水道水を使用すると仮定します。
水は氷になると体積が約10%増加するとされていますが、今回は分かりやすいよう1リットル水を使用して約1キログラムの氷を作るとします。
 
日本の水道料金は地域によって異なりますが、厚生労働省によると全国平均では水1リットル当たりの水道代は約0.2円のようです。
よって1キログラムの氷を作るための水道代は約0.2円、年間だと約73円となります。
 
あるメーカーの小型製氷機は、インターネット通販サイトで1万4000円ほどで販売されていました。
いくらの小型製氷機を購入するか、1日どれだけの量の氷を作るかによって金額は変わってくるため、ご注意ください。
 

安価な小型製氷機を購入すれば、1年以内に購入費の元が取れる可能性が高い

小型製氷機は安価なもので1万4000円ほどです。
毎日1キログラムの氷を作ると、年間で水道代は約73円となります。
 
コンビニで毎日1キログラムの氷を購入すると、年間の費用は約9万1250円となります。
上記を比較すると、小型製氷機を購入して1年間氷を作るほうが、毎日氷を購入するよりも安く済む可能性があります。
ただし、今回は小型製氷機を使用する電気代などは考慮していないためご注意ください。
 
安価な小型製氷機(1万4000円ほどのもの)を購入するのであれば、毎日250円の氷を購入する場合と比較して約2ヶ月で元が取れる計算となります。
氷の消費量が多く毎日氷を購入しているという方は、小型製氷機を購入したほうが節約になるかもしれません。
 

出典

厚生労働省 いま知りたい水道
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー