日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14時50分現在、前日比-0.42(低下率2.08%)の19.79と低下している。なお、今日ここまでの高値は19.83、安値は19.49。



昨日の米株式市場が休場で手掛かり材料に乏しい中、今日の東京株式市場はやや売りが先行し、日経225先物は小幅に下落して始まり、取引開始後は昨日の終値をはさんで落ち着いた値動きとなっている。市場では昨日までの株価上昇で高値警戒感が強まっていたが、今日は株価が落ち着いた動きとなったことから、ボラティリティーの高まりを警戒するムードは後退し、日経VIは昨日の水準を下回って推移している。





【日経平均VIとは】

日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20〜30程度)に回帰するという特徴も持っている。