日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は26日、前日比-0.35(下落率1.84%)の18.72と下落した。なお、高値は18.89、安値は18.54。週明けの米株式市場で主要株価指数がそろって下落した流れを横目に、今日の東京市場は買いが先行して日経225先物は小幅に上昇して始まった。取引開始後、日経225先物は40200円を挟んで売り買いが交錯、市場心理は悪化せず日経VIは前日の水準を下回って推移した。日経225先物は終日もみ合う展開となり、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードは限定的で、日経VIは小動きで前日の水準を下回って推移した。



【日経平均VIとは】

日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20〜30程度)に回帰するという特徴も持っています。