日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14時5分現在、前日比+0.12(上昇率0.66%)の18.35と小幅に上昇している。なお、今日ここまでの高値は18.56、安値は18.06。



昨日の米株式市場で主要指数が上昇流れを受け、今日の東京株式市場は買いが先行した。取引開始後の買い一巡後は日経225先物は伸び悩んでいるが、下値を売り急ぐ動きはなく、市場心理は大きくは悪化していない。一方、米国で今晩発表される4月の米消費者物価指数(CPI)への警戒感も意識されており、こうした状況で、今日は市場心理が一方向に大きく傾くことはなく、日経VIは概ね昨日の水準近辺で推移している。





【日経平均VIとは】

日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20〜30程度)に回帰するという特徴も持っている。