日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は24日、前日比+0.71(上昇率4.37%)の16.96と上昇した。なお、高値は17.40、安値は16.67。昨日の米株式市場でダウ平均が大幅安となった流れを受け、今日の東京市場は売りが先行し、日経225先物は下落、日経VIは警戒感から上昇して始まった。取引開始後に日経225先物は下げ幅を縮小したが、米国で米連邦準備理事会(FRB)が早期利下げに慎重になるとの見方が広がり、また、国内金利の先高観も強まっていることから、ボラティリティーの高まりを警戒するムードは緩和せず、今日の日経VIは終日、昨日の水準を上回って推移した。



【日経平均VIとは】

日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20〜30程度)に回帰するという特徴も持っています。