13日のニューヨーク外為市場でドル・円は156円59銭へ下落後、157円27銭まで上昇し、引けた。



米5月生産者物価指数(PPI)が予想以上に伸びが鈍化したほか、米先週分新規失業保険申請件数が予想外に増加し労働市場の減少が示されたため年内の利下げ観測が強まりドル売りに拍車がかかった。その後、対ユーロでの動きに連れドル買いが強まったが、好調な30年債入札結果を受けて長期金利が一段と低下したためドルの上値も抑制された。



ユーロ・ドルは1.0816ドルまで上昇後、1.0733ドルまで下落し、引けた。



フランスの極右政党が世論調査でリードの差を拡大したとの報道で、債務拡大懸念などにユーロ売りが優勢となった。



ユーロ・円は、169円83銭へ上昇後、168円28銭まで下落。



ポンド・ドルは1.2808ドルまで上昇後、1.2738ドルまで下落した。



ドル・スイスは0.8965フランから0.8932フランまで下落した。



[経済指標]

・米・先週分新規失業保険申請件数:24.2万件(予想:22.5万件、前回:22.9万)

・米・失業保険継続受給者数:182万人(予想:179.5万人、前回:179万人←179.2万人)

・米・5月生産者物価指数:前月比−0.2%(予想:+0.1%、4月:+0.5%)

・米・5月生産者物価コア指数:前月比0%(予想:+0.3%、4月:+0.5%)

・米・5月生産者物価指数:前年比+2.2%(予想:+2.5%、4月:+2.3%←+2.2%)

・米・5月生産者物価コア指数:前年比+2.3%(予想:+2.5%、4月:+2.5%←+2.4%)