緑豊かな大自然が広がる千葉県・大多喜町。

そこにいたのは、田植えで大忙しの農家の方。

田植機を乗りこなすのは遠藤 勇一(えんどう・ゆういち)さん 24歳。

遠藤 勇一さん(24):
22年間ずっと東京にいたので、(大多喜町は)若い人も全然いないですし、若い人見るより、タヌキとかキョン見る方が多いです。

農業歴わずか2年の遠藤さんだが、このたくましい筋肉は“農業のためだけ”ではない。

農家以外にも彼には、別の顔が…。

実は、彼のもう1つの顔は3人制のプロバスケットボール選手。

高齢化が進む大多喜町で、チームメートとともにバスケと農業の“二刀流”に挑戦している。

高齢化などに伴い、後継者不足が深刻な農業。

遠藤さんは、耕作が放棄されてしまった土地を請け負い、若い力で持続可能な農業を模索している。

遠藤 勇一さん(24):
農業ってダサいイメージあると思うんですよ。東京でスーツ着て仕事した方がかっこいいみたいなのもあると思うんですけど、(農業は)大変な中にも楽しいがあるので、かっこいいというのも発信できたらなと思います。

二足のわらじを履く遠藤さんが、“二刀流”の先に、思い描いているものとは…。

遠藤 勇一さん(24):
(子ども達が)バスケ選手+農家というのに憧れて、大多喜町同じ活動をしてもらえたら、そこが僕の最終的なゴールかなと思っています。

農業の未来を担う遠藤さんの奮闘はあすも続く。
(「イット!」4月23日放送より)