一時1ドル = 160円を超えて、円安が加速していた円相場は、29日午後1時、反転し、155円台まで円高が進んでいる。

荒い値動きの中、市場では、介入の可能性を意識した取引が続いている。

1ドル = 159円台後半での取引が続いていた、外国為替市場の円相場は、29日午後1時過ぎに円高方向へと流れが変わった。

50分ほどの間に約4円の円高となり、午後2時34分現在は、156円近辺で取引されている。

円相場は、日銀の金融政策決定会合後、円売りが進み、一時1ドル = 160円台をつけていた。

日本は、29日は祝日だが、海外市場では、外国為替は通常通り取引されている。

市場関係者の間では、「160円という節目を超えたことで、政府が海外市場で円買い介入に踏み切ったのでは」との観測が出ていて、荒い値動きが続いている。