栃木県で夫婦の焼かれた遺体が見つかった事件で、沖縄県内で逮捕された男が「上の指示役から話が下りてきた」と供述していることが新たにわかった。

警視庁クラブから、フジテレビ社会部・森将貴記者が中継でお伝えする。

29日、逮捕された男は「指示役A」とみられているが、死亡した夫妻のことは「知らない」と話している。

また、さらなる指示役の存在も浮かび上がってきた。

佐々木光容疑者(28)は4月16日、那須町で発見された宝島龍太郎さん(55)・幸子さん(56)夫妻の遺体を、すでに逮捕されている平山綾拳容疑者(25)とともに損壊した疑いで30日朝送検された。

その後の調べで、佐々木容疑者が「宝島さんのことは知らない。上の指示役から話が下りてきて平山容疑者に伝えた」と供述していることが新たにわかった。

また、佐々木容疑者は平山容疑者について、「渋谷の店で、今年2月から3月ごろに知り合った」と話しているという。

平山容疑者は、佐々木容疑者のことを逮捕直後の調べでは「Aさん」と呼び、その後の聴取では、「ヒカル」と呼び方が変わったということだが、互いの名字は知らなかったという。

警視庁は、共犯者の行方などくわしく調べている。