栃木・那須町で夫婦の焼かれた遺体が見つかった事件で、実行役とみられる元俳優の男ら2人が犯行後、大阪に潜伏していたことがわかった。

2日朝に送検された元俳優の若山耀人容疑者(20)と韓国籍の姜光紀(カン・グァンギ)容疑者(20)は4月16日、那須町で宝島龍太郎さん(55)と幸子さん(56)の遺体を損壊した疑いが持たれている。

2人は、都内の空き家で宝島さん夫婦と接触したあと、車で那須町の現場に行った実行役とみられているが、犯行後、大阪に逃走し、潜伏していたことが捜査関係者への取材でわかった。

2人は、大阪でホテルに泊まりながら数日間一緒に行動し、その後、関東に移動したという。

2人は「遺体を処理したあと、数百万円の報酬を受け取った」と供述しているが、逮捕された際、大半を持っておらず、報酬の多くを大阪で使った可能性があるとみられている。

これまでに指示役と仲介役の男も逮捕されていて、警視庁は、さらに上に別の指示役がいる可能性があるとみて捜査している。