大量のひょうや竜巻、そして洪水。世界各地で異常気象が相次いでいる。

猛暑が続くメキシコでは、南東部の熱帯雨林で野生のサルが相次いで木から落下。
地元メディアによると、絶滅危惧種のホエザルが、少なくとも138匹死んでいるのが見つかった。

死因は重度の脱水症状などで、地元の獣医師らは、衰弱したほかのサルの救護を行っている。

大雨が続いているブラジルでは、洪水により道路が川のようになっている。
ブラジル最南端の州では、4月末以降に発生した洪水で、少なくとも163人が死亡。約60万人が避難を余儀なくされた。

ここ数日は雨が弱まっていたため復旧作業が行われていたが、23日、再び大雨が降り、各地で洪水が発生した。

一方、ポーランド西部の都市では20日、激しい雨とひょうが降り、多くの道路が冠水する被害が相次いだ。

水面に泡のように見えている「ひょう」。
大量の「ひょう」がびっしりと浮かび、歩道と車道の境目もわからなくなっていた。

アメリカ・アイオワ州で発生したのは、複数の竜巻。
地元メディアは、わずか1分間に100棟以上の家屋が倒壊、4人が死亡し、少なくとも35人が負傷したと伝えている。

一方、日本の南では、早ければ24日夜にも台風1号が発生する見込み。

現在はフィリピンの東海上にある熱帯低気圧が発達し、28日から29日ごろには、沖縄の南から本州の南の海上にまで接近するおそれがあり警戒が必要。