慈善試合に出場したダービッツ氏に脚光

 慈善試合「リバプール・レジェンズ対アヤックス・レジェンズ」が現地時間3月23日にアンフィールド(イングランド)で行われ、リバプール・レジェンズが4-2で勝利した。数々の往年の名選手が観衆を楽しませたなか、元オランダ代表MFが見せたキレのあるプレーに脚光が当たっている。

 スティーブン・ジェラード氏やフェルナンド・トーレス氏、ラファエル・ファン・デル・ファールト氏やヌワンコ・カヌー氏など数々のレジェンドが一堂に会した今回のチャリティーマッチ。試合はアヤックス・レジェンズが前半を2-0とリードするも、後半に入るとリバプール・レジェンズがF・トーレス氏らのゴールで一挙4点を奪い逆転勝ちを収めた。

 また今回の試合では、往年の名選手だけでなく元イングランド代表監督スベン・ゴラン・エリクソン氏も話題に。すい臓がんを患い今年1月に余命が「長くて1年」と明かしていた同氏は過去にリバプール指揮官になることが夢だったと公言。この度のチャリティーマッチでは、名将の悲願も実現する形となった。

 そんななか、リバプールの対戦相手となったアヤックスは試合後に公式X(旧ツイッター)で1本の動画を公開。「エドガー・ダービッツは51歳となった今も元気」とメッセージを添え、オランダ代表の一員としても一時代を築いた名手にスポットを当てた。

 収められていたのは、ダービッツ氏が足裏を使いながら素早い切り返しを見せるシーンやボールをワンタッチではたいて“裏街道”での突破を試みようとする姿。現役引退から今年で11年が経つダービッツ氏だが、選手時代とあまり変わらないスリムな体型が見事なのはもちろん、足もとの柔らかいテクニックや緩急の付け方はかつてを彷彿させる。

 この動画が公開されると、ファンからはコメント欄に「このボールコントロールだよ!」「リバプールファンでも見ていて楽しい」「絵になる」といった反応が寄せられた。スピードや運動量だけでなく、テクニックも兼ね備えたダービッツ氏のプレーはいまだ健在のようだ。

FOOTBALL ZONE編集部