チェルシーMFラヴィア、負傷により一足早く今季終了

 今シーズンの開幕前、イングランド1部チェルシーはサウサンプトンから当時19歳のベルギー代表MFロメオ・ラヴィアを完全移籍で獲得した。リバプールもラヴィアの獲得を目指したがチェルシー行きを選択。6000万ポンド(約115億円)の移籍金で大きな期待を寄せられたものの、負傷により一足早く今季を終えることになった。英紙「メトロ」が報じた。

 ここまでラヴィアは負傷に苦しみ、2023年12月27日のクリスタル・パレス戦(2-1)に出場したのみ。チェルシーは今月中に復帰し、EURO2024へ出場することも期待していたが、ラヴィアが再負傷したことによって今シーズンが終了したと発表した。

 ラヴィアは自身のインスタグラムを通じて「今シーズンは、チームメイトを助けることができずに、とても腹立たしいものになった。このスカッド、エンブレムが大好きだし、何よりピッチにいることが大好きだ。復帰するために、毎日全力を尽くしたと信じている。愛情、サポート、それに批判にも感謝したい。なぜなら、すべてが僕にポジティブな影響を与え、前進させてくれるからだ。すべてを返すことが待ちきれないし、特別な瞬間を一緒に過ごしたいと思う。また、すぐに会おう」と、綴っている。

 昨季は降格したサウサンプトンでリーグ戦29試合に出場して、好パフォーマンスを見せていたラヴィアだが、この1年は負傷に苦しみ続ける結果となった。ラヴィアがリバプール行きを選択していたら、日本代表MF遠藤航の移籍も実現していなかった可能性もある。遠藤は、リバプール入りを断ったラヴィアとエクアドル代表MFモイセス・カイセドと比較して報じられることが多いだけに、ラヴィアの負傷でまた日本代表のキャプテンの評価が高まるかもしれない。

FOOTBALL ZONE編集部