遠藤とマック・アリスターの2人は“外せない”と指摘

 イングランド1部リバプールの日本代表MF遠藤航はユルゲン・クロップ監督からの信頼をつかみ取り、レギュラーとして活躍している。リバプール専門メディア「Anfield Index」は、負傷者も含めたリバプールの「最強の中盤」を考えても遠藤はファーストチョイスになるとその重要性を高く評価していた。

 遠藤は昨夏にドイツ1部シュツットガルトから電撃加入し、着実に評価を高め、アンカーポジションのレギュラーポジションを奪取。遠藤が守備に安定感をもたらすことで、それまでアンカーを務めていたアルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスターがより攻撃的に振る舞うことが可能となった。

「Anfield Index」は「リバプールのミッドフィールドのジレンマ。最強の3人を構成するのは誰だ?」と特集。現実には負傷者が多く、なかなかフルメンバーが揃わない状況が続いているが、全員がフィットしたと仮定した際のベストな3人の組み合わせは誰になるのかを考察している。

 今季は遠藤やマック・アリスター、MFドミニク・ソボスライなど新加入選手が印象的な活躍を見せているだけでなく、MFカーティス・ジョーンズやMFハーベイ・エリオットなどの若手も台頭しているなかで、同メディアは「クロップの中盤のプランは遠藤、マック・アリスター、ジョーンズ、ソボスライの4人のキーマンが中心に組み立てられている。そして彼らがフィットしている状況であれば、遠藤とマック・アリスターが最もプレー時間を得ることになるだろう」としている。

 10番を背負うマック・アリスターは「クロップの中盤に、新しいダイナミズムをもたらし、成熟さ、粘り強さ、そしてとてつもない技術力を提供する」と評されている。そして、遠藤も「今シーズン最大のサプライズ。中盤に必要不可欠になった」と絶賛されている。全ての選手が起用できる状況になったとしても、この2人が中心になると予想されていた。

FOOTBALL ZONE編集部