試合は1-2で逆転負け

 なでしこジャパン(日本女子代表)は現地時間4月6日に、国際大会「SheBelieves Cup(シービリーブスカップ)」でアメリカ女子代表と対戦。開始直後にFW清家貴子が先制ゴールを奪ったものの、1-2で逆転負けを喫した。

 試合はキックオフ直後、MF谷川萌々子が出した背後へのボールに反応したFW清家貴子が右サイドから一気に突破。ペナルティーエリア内まで進出すると右足シュートを決めて先制ゴールを奪った。記録上は前半1分となる一撃は、試合開始34秒で決まった。WEリーグでは歴代新記録となる7試合連続ゴール中の快速FWは、この国際舞台でも結果を残した。

 その後はアメリカにペースを握られる時間帯が長くなり、前半21分、自陣からの運びでボールロストするとゴール正面からFWジェディン・ショーにミドルシュートを決められ1-1の同点に追いつかれた。日本は敵地でアメリカから主導権を奪い返すことができず、苦しい時間が続いた。後半31分、日本は相手右サイドからの仕掛けに対応した杉田がペナルティーエリア内の角付近で痛恨のファウル。これによりPKを与えてしまうと、相手主将のMFリンジー・ホランに蹴り込まれて1-2とついに逆転を許し、敗戦となった。

 この一戦は5万644人の観客が駆け付け、盛り上がりを見せた。アメリカサッカー連盟によると、これはアメリカ女子代表の親善試合としては史上最多の動員数だったという。ファンからは「いいスタジアム」「ど超アウェイ」「これだけ客入るって凄いな」など驚きの声が寄せられていた。

 なでしこジャパンは現地時間9日に行われる3位決定戦に進出し、パリ五輪のグループリーグで戦うブラジルと対戦する。

FOOTBALL ZONE編集部