名門リバプール、ソシエダ久保への関心が急浮上

 スペイン1部レアル・ソシエダに所属する日本代表MF久保建英の去就が話題になっている。古巣レアル・マドリードからの関心が報じられたなか、レアル専門メディア「The Real Champs」は、日本代表MF遠藤航の所属するイングランド1部リバプールが「ハイジャックに準備」と伝えている。

 久保は2022年夏にスペイン1部レアル・マドリードからソシエダへ完全移籍。昨季は中心選手としてUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に貢献し、今季キャリアで初めてCL出場も果たした。飛躍を遂げ、再びビッグクラブから関心が寄せられていたなかで、今年2月に29年6月末までの契約延長を発表していた。

 レアルに3シーズン籍を置いていた久保だが、出場機会を得られずにレンタル移籍を繰り返した。しかし、ソシエダで中心選手となった久保には、契約解除金となる6000万ユーロ(約98億円)を支払って獲得する価値があると見られているようだ。

 記事では「リバプールの視点から見れば、久保と契約することで将来のことを考えている。彼はサウジからの関心が示されて年齢の面でも懸念のあるモハメド・サラーの素晴らしい代役になると信じられている」と、今季限りでの退団も噂されるサラーの後釜として獲得を狙うことを示唆した。

 そして「久保は素晴らしい攻撃的な2つのチームを選択できる。レアル・ソシエダでの実績を考慮すれば、リバプールやレアル・マドリードといった攻撃を重視するスタイルのチームにおける久保の活躍ぶりは想像するだけで驚異的だ。すでにリバプールはオファーを用意しており、素早く動くと見られる。レアルは久保を本気で取り戻したいと考えているかが、この数週間ではっきりするだろう。獲得する価値ある多くの引き出しを持つ久保だが、レアルではキリアン・ムバッペとエンドリックが加入する見込みで余剰要員になる可能性もある」と、レアル復帰の場合は再びプレー時間を得ることが難しい可能性も指摘している。

 リバプールやレアルにとっても久保の契約解除金は決して支払えない金額ではないため、去就が明確になるまでは、さまざまな噂が流れ続けそうだ。

FOOTBALL ZONE編集部