CLでスタメン復帰、攻守で貢献もアーセナルは0-1で敗戦

 イングランド1部アーセナルは現地時間4月17日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)の準々決勝第2戦でドイツ1部バイエルン・ミュンヘンと対戦。日本代表DF冨安健洋がスタメン出場を果たしたなかで、持ち味の守備に加えて攻撃面でのワンプレーにも脚光が集まっている。

 ホームでの初戦を2-2で引き分けたアーセナル。今シーズン負傷の多かった冨安だが、17日のCL第2戦バイエルン戦で、昨年12月3日(プレミアリーグ第14節ウォルバーハンプトン戦/2-1)以来の公式戦スタメン出場となった。

 守備ではバイエルンのドイツ代表FWレロイ・サネと対峙。左サイドバック(SB)で堅実なプレーを披露する。ただチームは後半18分、ドイツ代表MFヨシュア・キミッヒにヘディングでの1点を許し0-1で敗戦。2戦合計スコア2-3となり、アーセナルは今大会を去ることが決まった。

 敗戦しながらも、英国では日本人DFに一定以上の評価が下されている。守備での貢献が目立った冨安だが、ファンは攻撃参加時に見せたキレのあるワンプレーにも興奮していたようだ。

 注目を集めたのは後半7分の場面。冨安は左サイドで味方からボールを受けたのち、鋭いダブルタッチで中へカットインする。中央へのラストパスは味方につながったものの、惜しくも相手にクリアされてしまった。

 この瞬間に対しファンは「こんなダブルタッチできるの!?」「上手すぎる」「切れ味鋭い」「鮮やか」「DFの選手じゃない」と驚きも交えた称賛の言葉を寄せた。最終ラインをそつなくこなす冨安のドリブル突破は、意外性も含めバイエルン守備陣を脅かした瞬間だった。

FOOTBALL ZONE編集部