Axisバードスタジアムには計7677人が来場

 J1浦和レッズは、4月24日にアウェーで行われたルヴァンカップ1stラウンド2回戦でJ3ガイナーレ鳥取に5-2で快勝した。平日にもかかわらず約1500人の浦和サポーターが集結。ゴール裏をびっしりと埋め、大声量のコールを送る圧巻の光景が反響を呼んだなか、元日本代表DF栗原勇蔵氏は「レッズサポーターの凄いところ」と感嘆している。

 今季からルヴァンカップはJ1からJ3までの全60チームが参加する大会にリニューアル。まずはJ1からJ3までの5クラブから6クラブが参加してのミニトーナメントが実施され、原則として下部カテゴリーのホームゲームで行われる。そのため、J3の鳥取が浦和をホームに迎える試合が実現した。

 浦和が前半12分にMF武田英寿が先制ゴールを決めると、後半にはFW中島翔哉が2得点するなど5-2の勝利を収め、V・ファーレン長崎と対戦する3回戦へ駒を進めた。

 この日、会場のAxisバードスタジアムには約1500人の浦和サポーターが駆け付け、ウォーミングアップの段階から大声量のコールが繰り広げられると、普段見慣れない光景に鳥取本拠地のスタンドからどよめきが起こった。

 鳥取は今季ホーム4試合(Axisバードスタジアム2試合、オールガイナーレYAJINスタジアム2試合)で平均観客数は2320人。第3節テゲバジャーロ宮崎戦(1-1)がここまでの最多3023人だったが、浦和戦は雨の中でクラブ史上4番目に多い7677人が詰めかけた。

 威圧感を与えるアウェーゴール裏スタンドの光景が話題を呼んでいるが、現役時代に浦和と何度も対戦した日本代表OB栗原氏は「さすがですね」と感嘆。「レッズサポーターが日本一熱いと言われることもある所以ですよね。選手にとっては大きな力になるし、凄い。(浦和OBで鳥取ゼネラルマネージャーの)岡野(雅行)さんも嬉しかったのではないでしょうか」と語っていた。

FOOTBALL ZONE編集部