CLでは好調を維持し決勝進出へ前進

 UEFAチャンピオンズリーグ(CL)で11年ぶりの決勝進出に近づくドイツ1部ドルトムントがユルゲン・クロップ監督(現リバプール)の復帰を画策しているようだ。英紙「インディペンデント」が報じた。

 ドルトムントは現地時間5月1日に行われたCL準決勝の第1戦でフランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)と本拠地ジグナル・イドゥナ・パルクで対戦。前半36分の先制点を守りきり、1-0で勝利を収めた。準優勝だった2012−13シーズン以来、11年ぶりの決勝進出に向けて前進した。

 ブンデスリーガでは現在5位と苦戦を強いられているドルトムントが、欧州の舞台で快進撃を見せている。そうしたなかで、クラブは今季限りでイングランド1部リバプールを退団するクロップ監督の復帰を検討しているようだ。インディペンデント紙は次のように報じている。

「ドルトムントは11年ぶりとなる欧州最大のゲームを控えるなかで、彼らは来年のことも考え始めている。クラブの周辺では、2025年に元監督のユルゲン・クロップをフットボール部門のトップ(head of football)として連れ戻すという話が大きくなっている」

 クロップ監督は2008年から2015年までドルトムントで指揮を執り、2010-11、11-12シーズンにはMF香川真司(セレッソ大阪)らを擁してリーグ2連覇を経験。そして11年前のCL決勝進出に導いた張本人でもある。10年ぶりに古巣復帰の可能性はあるのか、今後の動きにも注目だ。

FOOTBALL ZONE編集部