ポルティモネンセ中村航輔、好守連発のプレー海外注目

 ポルトガル1部ポルティモネンセの29歳GK中村航輔は5月4日に行われた第32節スポルティング戦で先発フル出場。チームは0-3の完敗を喫したが、好セーブ連発で海外メディアでは「ピッチ上最高の選手」と称賛された。

 残留争いに身を置くポルティモネンセはリーグ戦で首位を独走するスポルティングと敵地で激突。前半13分と早い時間に先制を許すと、後半にはさらに2点を奪われた。今季18敗目(7勝7分)で勝ち点を伸ばせず、入れ替えプレーオフ圏内の16位のまま足踏みとなった。

 一方のスポルティングは残り2試合で勝ち点を84に伸ばし、3季ぶり20度目の優勝に王手を懸けた。5日の試合で2位のベンフィカ(勝ち点76)が引き分け以下に終わると、次節を待たずタイトルが確定する。

 試合はスポルティングが枠内シュート11本を放つなどポルティモネンセを圧倒し、順当に勝利を収める結果となった。そのなかで、スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」はポルティモネンセで奮闘したGK中村の活躍にも言及していた。

「“ライオンズ(スポルティングの愛称)”は数え切れないほどのセーブをした中村航輔によって、より多くの得点を奪うことができなかった。彼はピッチ上最高の選手の1人だった」

 中村は抜群の反射神経でファインセーブを連発。3失点は喫したものの、その活躍は特筆に値するものだったようだ。

 なお、スポルティングの日本代表MF守田英正は後半35分から途中出場。ポルティモネンセではMF福井太智も中村とともに先発出場し、後半14分までプレーした。

FOOTBALL ZONE編集部