鄭大世氏がプレミア組の冨安、三笘、遠藤に言及

 イングランド1部プレミアリーグで活躍する日本人選手について、元北朝鮮代表FW鄭大世氏が今季ここまでを振り返り総括。リバプールMF遠藤航には「リバプールをさらに一歩押し上げた」といった見解を示している。

 解説者が「プレミアリーグ年間ベストイレブン」を選ぶ「ABEMA(アベマ)」の企画で、鄭大世氏が登場。11人の中に日本人の名前はなかったが、アーセナルDF冨安健洋、遠藤、ブライトンMF三笘薫の3人については個別で言及した。

 冨安については「怪我が多かった」と厳しいシーズンになったことを認めつつも「ただアルテタの信頼は絶対的」と、ミケル・アルテタ監督との良い関係性を指摘している。また同じく負傷を抱えた1年となった三笘については「今年は消化不良のシーズンだったと思う」と率直な印象を述べた。

「しんどい試合が多かったですね。相手に対策されて三笘が活躍できない代わりに周りが活躍していた。そんな時にソリー・マーチも怪我して…ちょっと今年は消化不良のシーズンだったと思う」

 それでも「分かっていても止められない」ドリブル突破の魅力を挙げ、「今後に期待ですね」と、来季以降の活躍に注目していた。

 一方で、リバプールでスタメンに定着した遠藤については「リバプールをさらに一歩押し上げたのが遠藤」とチームに与えた影響の大きさを語る。「彼の加入により、リバプールはより一層強みを増した」と賛辞を贈った。そんなリバプールは、ユルゲン・クロップ監督が今季限りで退団予定。来シーズンは新体制となるなか、今後の立場にも注目が集まっている。

FOOTBALL ZONE編集部