リバプールはモナコのMFフォファナに1年前から関心

 イングランド1部リバプールの日本代表MF遠藤航は、シーズン途中から定着したレギュラーの立場を最後まで守って加入1年目のシーズンを終えた。来季からアルネ・スロット新監督が指揮を執るなかで、リバプール専門メディア「Rousing The Kop」はフランス1部ASモナコに所属する25歳MFの獲得の可能性を伝えている。

 遠藤は昨夏にドイツ1部シュツットガルトから移籍金1900万ユーロ(約32億円)で加入。当初はポジション争いでアルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスターの後塵を拝していたが、昨年末あたりから出場機会を増やすと、4-3-3のアンカーポジションでスタメンに定着し、最終的に公式戦43試合に出場した。

 ユルゲン・クロップ監督が退任し、スロット新監督を迎える来季は、現在の序列は大きく変わる可能性がある。遠藤の位置づけについて、リバプール専門メディア「Rousing The Kop」は「リバプールが近い将来、長期的に起用できる守備的MFを新たに見つけなければならないことは明らかだった。ファビーニョ(ブラジル代表MF/アル・イテハド)がいなくなり、レッズは今シーズン好調だった遠藤航を獲得した。しかし、彼はエリートなオプションではなく、来シーズン中に32歳になる」と触れた。

 そのうえで、リバプールはモナコでプレーする25歳のフランス代表MFユスフ・フォファナ獲得に動く可能性があると見立てている。

「リバプールは移籍市場に飛び込む必要があるだろう。12か月前、彼らはモナコのユスフ・フォファナを獲得候補に挙げていたと報じられた。それから1年、(移籍市場に精通するジャーナリストの)ファブリツィオ・ロマーノはこの25歳がバーゲン価格で獲得できる可能性があると言う。モナコは今夏、ユスフ・フォファナがクラブを去る可能性があることをほのめかしており、モナコは1〜2週間以内にフォファナの希望価格を伝えるだろう」

 果たして、遠藤は来季もレギュラーを守り続けることができるだろうか。

FOOTBALL ZONE編集部