デ・ゼルビ監督が退任したブライトン 

 イングランド1部ブライトンは現地時間5月23日、今夏に「ジャパンツアー2024」を実施すると発表した。7月24日に鹿島アントラーズ、28日に東京ヴェルディとの対戦が決定しているなか、地元メディアは次期監督の候補リストを挙げつつ、「日本でのプレシーズンツアー遠征で確実に新監督が就任していることが期待される」としている。

 ブライトンは昨季6位フィニッシュで初のUEFAヨーロッパリーグ(EL)出場権を獲得した一方、今季は日本代表MF三笘薫を含めた主力の相次ぐ負傷離脱もあり、振るわぬ成績で11位に終わった。ロベルト・デ・ゼルビ監督は今季限りの退任が発表され、新体制発足に向け日本での試合がチーム作りの調整の面でも重要な期間となる。

 地元メディア「Sussex World」は「ブライトンのプレシーズン計画が順調に決まっているなか、クラブが新監督を模索し続けている」と取り上げ、「イプスウィッチ・タウンのキーラン・マッケナ監督の就任が噂されている一方、ニースのフランチェスコ・ファリオーリ監督、サウサンプトンのラッセル・マーティン監督、元ブライトンのグラハム・ポッター監督もリストに名を連ねている」と指摘している。

 ファリオーリ監督はオランダ1部アヤックスへの就任が決まったばかりで、記事で指名されている選択肢が減ったことになるが、「ブライトンのポール・バーバーCEOは新監督探しの期限について明確にはしていないが、日本でのプレシーズンツアー遠征で確実に新監督が就任していることが期待される」と綴っていた。どうやら日本で新生ブライトンが発足する見込みのようだ。

FOOTBALL ZONE編集部