ブンデスリーガのバイエルン・ミュンヘンに所属するMFヨシュア・キミッヒが、今夏にリバプールやアーセナルなどのプレミアリーグのクラブへの移籍に前向きなようだ。英メディア『TEAM TALK』は、バイエルンが適切なオファーがあればキミッヒを売却する用意があると報じている。

 サッカードイツ代表のキミッヒは、15年にRBライプツィヒからバイエルンに移籍。現在に至るまで、ブンデスリーガ優勝8回、DFBポカール優勝3回、19-20シーズンにはUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)を制覇に貢献するなど、チームの主力として活躍してきた。

 しかし、今シーズンはシャビ・アロンソ監督率いるバイエル・レバークーゼンに26節終了時点で勝点10差をつけられており、DFBポカールも3部クラブに敗れて2回戦で敗退するなど、バイエルンは苦しい状況が続いている。

 同メディアは、バイエルンはチーム刷新を図るために、これまで主力として活躍してきたキミッヒの売却も検討していると報じた。そして、マンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティ、パリ・サンジェルマン(PSG)が強い関心を示しており、リバプール、アーセナルも獲得を検討していると伝えた。

 しかし、キミッヒはチームの状況が不安定なユナイテッドとチェルシーは移籍先の選択肢から除外しており、リバプールとアーセナルへの移籍に前向きだと同メディアは報じている。
 
 現在29歳のキミッヒは、バイエルンとの契約が2025年の夏までになっており、最低でも2500万ポンド(約40億円)で獲得できる可能性があると報じられている。同メディアは、「ヨーロッパでもっとも優れた能力を持つ選手の1人であり、彼の経験とスキルを考えると、その値段は破格だろう」と、能力に対して格安で獲得できる可能性があると伝えている。