現在プレミアリーグで11位と成績低迷しているチェルシーは、今夏に監督交代が噂されている。英メディア『TEAM TALK』は、チェルシーが今夏にセリエAのインテルを指揮するシモーネ・インザーギ監督を引き抜く可能性があると報じた。なお、同指揮官には、リバプールも強い関心を示していると伝えられている。

　第27節終了時点で11勝6分8敗の勝点39でリーグ11位につけており、EFLカップでもリバプールに敗れて惜しくもタイトルを逃してしまったチェルシー。FA杯は準決勝進出が決まっているものの、今季もタイトルを獲得できずに終わる可能性があり苦しい状況が続いている。

　成績不振でチームを率いるマウリシオ・ポチェッティーノ監督の解任も噂される中、同メディアは、チェルシーがインテルを率いるインザーギ監督を引き抜き、来季の監督として迎える可能性があると報じた。

「インザーギはイタリアで大きな印象を残して、トロフィーを獲得し、予想外にもインテルをUEFAチャンピオンズリーグ（欧州CL）の決勝の舞台に導いた。ヨーロッパでの成功を取り戻すのに苦労していたチームでの信じられないほどの好転は、チェルシーなど複数クラブの注目を集めている。また、チェルシーは監督のポチェッティーノとともに夏にどのような方針で臨むのかまだ決めていない」

　もっとも、同メディアは、「元ストライカーはインテルで楽しい時間を過ごしている」と述べた上で、「チェルシーや他のチームにとって、インザーギをサン・シーロから引き抜くのは簡単ではない」と、引き抜きの難しさを指摘していた。

　しかし、まったく可能性が残されていないというわけではなく、インザーギ監督の契約は2025年の夏までになっていることから、チェルシーが同監督を説得できる希望はあると伝えている。なお、同監督に強い関心を示しているのはチェルシーだけではなく、今季限りでユルゲン・クロップ監督の退任が決まっているリバプールも引き抜きを検討していると同メディアは報じた。

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