イタリア・セリエAのラツィオに所属するサッカー日本代表MF鎌田大地の出場機会が増える可能性がありそうだ。監督が交代したことにより、序列が変わることが指摘されている。イタリアメディア『THE LAZIALI.COM』が現地時間27日に『Corriere dello Sport』の記事を引用して報じた。

 鎌田は昨季限りでフランクフルトを退団し、2023年8月にラツィオにフリー移籍で加入となった。しかし、今季公式戦28試合の出場で1ゴール1アシストにとどまり、リーグ戦での先発はわずか8試合。マウリツィオ・サッリ監督体制下では期待通りの活躍はできなかった。

 それもあり鎌田の契約に付帯している2年間の契約延長オプションは行使されないとの味方が強かった。途中出場が多く今夏での移籍が噂されている鎌田だが、サッリ監督が辞任し、クロアチア人のイゴール・トゥドール監督が就任したことで転機となる可能性があるようだ。

 同メディアは「トゥドール監督は、ラツィオに到着して数週間チームを見て、どの選手が自らのベースに合うかどうかを決断するために序列全てを壊しているようだ」と指摘。さらに、同監督が3-4-2-1のフォーメーションを試していることを伝え、「手遅れになる前に、彼の周辺の事情が変化することになるかもしれない」と言及している。

 鎌田の契約には延長オプションが付帯しているが、果たして状況は一変することになるのだろうか。

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