現地時間28日、英メディア『Football Transfers』は、アーセナルがセリエA・ボローニャに所属するFWジョシュア・ザークツィーに強い関心を示しており、今夏に獲得に動く可能性が高いと報じた。ザークツィーは、今季リーグ戦4位と好調のボローニャで10ゴールを挙げており、多くの強豪クラブから関心を集めている。

 プレミアリーグ29節終了時点で、アーセナルは勝ち点64の首位につけている。約20年ぶりの優勝に向けて、同勝ち点で2位のリバプール、勝ち点1差で3位のマンチェスター・シティと激しい首位争いを繰り広げている状況だ。

 チームは好調を維持しているものの、同メディアは「前線に真の脅威が欠けている」と指摘した。その理由として、現在チームのストライカーを務めているガブリエル・ジェズスとエディ・エンケティアが、今季のリーグ戦で2人合わせて9ゴールしかあげていない点を挙げている。

 このような理由からアーセナルは今夏にストライカー獲得に動く可能性が高く、同メディアはボローニャで今季10ゴールを挙げる活躍をしているザークツィーに強い関心を示していると報じた。

 過去には、現在ニューカッスル・ユナイテッドで活躍するアレクサンデル・イサクの獲得に近づいていたアーセナルだったが、約9000万ユーロ(約126億円)と高額な移籍金がネックとなり移籍は実現しなかった。しかし、イサクはニューカッスルで目覚ましい活躍を残しており、アーセナルにとっては手痛い失敗になったと同メディアは指摘した。

 そのため、同メディアは「イサク獲得失敗からアーセナルは学んだ」と前置きし、「クラブが彼のポテンシャルを本当に信じているのであれば、ボローニャのストライカーの獲得はイサク獲得失敗の後悔を振り払うだろう」と、過去の失敗を教訓にして若手ストライカーの獲得に動く可能性が高いと報じている。

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