バルセロナのシャビ・エルナンデス監督が、今年1月に韓国代表監督のオファーを断っていたことがわかった。スペインメディア『ムンドデポルティーボ』が、現地時間23日に報じている。シャビの去就を巡っては、今季限りでチームを去ることが噂されており、進退は不透明な状況だ。

 44歳のシャビは1月、今シーズン限りでの辞任を表明。「クラブにとっての問題になりたくない。解決策になりたいし、2年前は解決できた。しかし今、チームは方向転換が必要だ」と語り、2025年6月30日まで契約を残していたにも関わらず、志半ばで自ら退任を発表した。それから数週間後、大韓サッカー協会(KFA)から、オファーを受けていたことが明るみに出た。

 KFAは昨年2月から韓国代表監督を務めていた、ドイツ人のユルゲン・クリンスマンをAFCアジアカップカタール2023後の2月に解任。この大会でベスト4入りを果たしたものの、低調に終わったパフォーマンスや選手間の衝突があったことが強く問題視され、指揮官の職を解くこととなった。その後、後任としてシャビがリストアップされていた。

 同メディアは、「クリンスマンの解任後、シャビがKFAから代表監督のオファーを受けた。彼は、韓国からの関心に感謝したが、その時点では、6月30日以降もバルサに留まらないことは明らかだったにもかかわらず、オファーを拒否した」と伝えている。シャビは、今季限りでの辞任を撤回し、15日に行われたラ・リーガ第36節アルメリア戦の前日会見で、クラブの財政難について言及。この内容が、ジョアン・ラポルタ会長や幹部の逆鱗に触れ、今季限りでの解任の可能性も浮上している。今後も、同監督の去就から目が離せない。

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