日本サッカー協会(JFA)は24日、FIFAワールドカップ26アジア2次予選兼AFCアジアカップサウジアラビア2027予選の2試合(6月6日ミャンマー戦/6月11日シリア戦)に臨むサッカー日本代表メンバー26名を発表した。森保一監督は、今年3月の代表活動時に引き続き、伊東純也を招集しない決断を下した。

 伊東は、AFCアジアカップカタール2023の最中に一部メディアから性加害疑惑を報じられ、決勝トーナメント1回戦のバーレーン戦を欠場。準々決勝のイラン代表戦を前に日本代表から離脱していた。その後、3月の代表メンバー発表記者会見で森保監督は、「彼を守るために招集しなかったという判断を私自身がしました」とコメントし、招集を見送った理由を説明していた。

 そして今回の記者会見でも伊東の招集について問われた森保監督は、「結論から言うと3月から状況は変わらない。3月と同じで、彼のために今回も招集しませんでした。彼のスタッド・ランスでのプレーも日ごろから確認していて、代表の中で確実に戦力になると評価しています」と、答えるにとどまった。

 さらに、「3月と同じで、代表としてプレーする場合、また彼にプレッシャーがかかることが起こり得るのと、彼が大切にしている人たちにもまたいろんな影響が出るので招集を見送りました。これまでの代表で実績を残していますし、時々で彼のコンディションが良ければチームの存在感を発揮してくれれば、いつ代表に入ってもおかしくない選手なので、慌てず彼の大切にしている人も、チームも落ち着いて活動できるようになれば招集させてもらおうと思っています」と語り、伊東のために招集しない考えであると、改めて強調した。

 フランスのスタッド・ランスで2シーズン目を迎えた伊東は、今季リーグ戦31試合で3ゴールをマークしている。アシスト数では、リーグ最多にわずか1差の7アシストを記録し、チームの主力として大きな存在感を放った。日本代表に復帰する日はいつになるのだろうか。

(取材・文:編集部)

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