UEFAユーロ2024(EURO2024)・グループリーグ第2節の3試合が現地時間22日にドイツの各地で行われた。

 初戦を落としたチーム同士の一戦となったジョージア代表対チェコ代表は、互いに積極的に攻め合う好ゲームとなった。試合が動いたのは、前半のアディショナルタイム。チェコのDFロビン・フラナーチがエリア内でハンドをとられてしまいPKを献上。これをジョルジュ・ミカウターゼが確実に決め、ジョージアが先制に成功する。後半はよりオープンな試合展開になると、チェコが59分に同点に追いつく。コーナーキックの流れからパトリック・シックが決め、1-1に。それからはジョージアがディフェンスラインを押し上げられず、チェコが攻める時間が長くなる。それでもジョージアはなんとかこのまま守り抜き、1-1のまま試合は終了した。 

 互いに初戦を勝利で飾ったポルトガル代表とトルコ代表の一戦は、ポルトガルが先に試合を動かす。21分、左サイドをラファエル・レオンと ヌーノ・メンデスで崩すと、中に待ち受けていたベルナルド・シウバ(B・シウバ)にボールが渡る。これを同選手がゴール右隅に蹴り込み、先制する。そして28分、トルコにミスが出る。最終ラインの裏に出たボールをCBサメト・アカイドゥンがGKアルタイ・バユンドゥルにバックパス。しかし、自身で処理しようとしていたGKバユンドゥルは前に出ていたため、そのままボールはゴールラインを越え、痛恨のオウンゴールに。ポルトガル2点リードで前半を終える。後半になっても試合をコントロールしたポルトガルは、FWクリスティアーノ・ロナウドの抜け出しから、MFブルーノ・フェルナンデスが56分にも追加点を奪い、3-0とリードを広げる。トルコも最後まで反撃を試みたものの1点も奪えず、3-0でポルトガルが完勝した。

 初戦でまさかの敗戦を喫し、何としても勝ち点3が欲しいベルギー代表は、ルーマニア代表と対戦した。序盤からエンジン全開のベルギーは、開始早々2分に得点を奪う。ペナルティースポットあたりで、MFジェレミー・ドクからのパスを受けたFWロメル・ルカクがサポートに入ったMFユーリ・ティーレマンスにボールを預ける。これをティーレマンスがダイレクトでゴール左隅に突き刺し、先制に成功する。その後もドクのドリブルとルカクのポストプレーを中心にチャンスを作ったが、仕留められず前半は1-0のまま終えた。後半になっても攻勢を強めるベルギーは、ルカクの惜しいシュートやドクの突破などで決定機を作り出すものの、ゴールが奪えない。それでも80分、GKのロングフィードから抜け出したケヴィン・デ・ブライネがネットを揺らし、待望の追加点を奪う。このまま2-0で試合は終了した。この結果により、グループEは全チームが勝ち点3で並ぶ大混戦となった。
 
現地時間22日に行われたユーロ2024の結果は以下の通り。

ジョージア代表 1-1 チェコ代表
トルコ代表 0-3 ポルトガル代表
ベルギー代表 2-0 ルーマニア代表

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