節約するのは素敵なことですが、過度な節約は周りから「セコい」と思われてしまうことも。今回は筆者が実際に遭遇した「セコいママ友」のエピソードをご紹介します。

飲食店で何も頼まないママ友

ママ友Aさんは、自称節約家。それはいいのですが、彼女はちょっと面倒くさい人です。他のママ友たちも交えてランチに行くことがあるのですが、そのときAさんは基本何も頼みません。

「さっきご飯食べてきちゃったの。私のことは気にしないでいいから、みんな好きなもの食べてね!」

いつもAさんはこう言うものの、正直周りは結構気を使ってしまいます。それに加えて、私が彼女に嫌悪感を抱く理由が他にもありました。

一口ちょうだい♡

ママ友たちとカフェでランチをした時のこと。この日も私たちが注文した料理が運ばれてくると、何も頼んでいないAさんはジーっと料理を見つめてきました。

「うぁ〜おいしそう! 一口ちょうだい!」

私が嫌だなと思うのはこれ。Aさんは必ず人の料理を一口もらいたがるのです。食べたいなら自分で頼めばいいと思うのですが、節約を理由に彼女は注文しようとしません。

とはいうものの人から頼まれると断れない私……。「うん、いいよ」と引きつった笑顔でAさんに料理を取り分けました。

店員「一人1オーダー制です」→ママ友は?

そのときです。

「一人1オーダー制となりますので、取り分けはご遠慮願います」

Aさんが何も頼まず、人から料理を分けてもらっていることに気付いた店員さん。真剣な顔で私たちに注意をしてきました。

私は「店員さん! グッジョブ!」と心の中でガッツポーズ。すると、驚いた顔で「そんなの知らなかった」と言うAさんは、私たちにこんなことを言ってきたのです。

「ごめん。 財布忘れちゃったから、今日は誰かおごって!」

これを聞いた私は「せめて貸してだろ!?」とビックリ仰天! もちろん丁重にお断りしました。それでもお金がないと言い張るAさんは、何も頼めないのでしぶしぶ帰っていったのでした。

Aさんとは疎遠になったものの

これ以降、Aさんとは本気で距離を置くことにした私。しかし、その後もAさんは他のママ友たちにターゲットを変更したようで、ランチ会にくっついていっては料理を分けてもらっているのだとか。

節約するのはいいことですが、だからといって、人を当てにするのは最低な行為ですよね。Aさんがそのことに気付く日はまだ来ないようです。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:花澤ひかる