大人から見たらまだまだ小さな子どもでも、自分にどんな感情が向けられているかは敏感に感じ取るものです。だからこそ、「子どもだから」で済まされないこともたくさんありますよね。今回は孫の気持ちを軽く扱った姑のエピソードを友人が聞かせてくれました。

息子が誕生日におねだり

私には小学校1年生の息子がいます。
最近は周囲にゲームを持っている子も増え、ついに息子も「次の誕生日にはNintendo Switchがほしい!」と言い出しました。

私と夫で買ってあげようと思ったのですが、少し前に義両親が義姉の子どもに同じゲーム機を買ってあげていたのを知っている息子は、「僕もばぁばたちに頼む!」と意気込んで、誕生日が近くなると姑に電話をして希望を伝えていました。

いつも義両親は義姉の子にだけ甘く、うちの息子には厳しいので、私は内心心配していたのですが……

「これがほしかったんだよね〜?」姑が差し出したのは……

誕生日当日、私たちは息子の希望で義実家に寄りました。
息子は「ばぁばたちがプレゼントを用意してくれているはず♪」と期待してソワソワしています。

しかしそんな息子を見て、姑が「あ、そうそう。これがほしかったんだよねぇ〜? はい、スイッチ♡」と言いながら差し出したものは……

なんと、ホームセンターなどで数百円で売っている電気の【スイッチ】部分の部品だったのです!!

子ども相手にひどすぎる!

ダジャレのつもりなのか、嫌がらせなのか……。
とにかく、ゲーム機をもらえると思ってずっと楽しみにしていた息子は、かわいそうなくらい残念そうな様子でした。

おそらく義両親は高額なゲーム機を息子に買うのが嫌だったのでしょう。
それにしても、子ども相手にそんな嫌がらせをするなんて、ひどすぎます。ニヤニヤ笑う姑の表情を見て、私は心の底から怒りが湧いてきました。

一部始終を見た夫は?

しかし、夫の怒りは私以上だったようです。

「小さい子にこんな嫌がらせをして悲しい思いにさせて、一体どういうつもりだよ! おもしろくもなんともないし、買えないなら買えないって最初に言ってくれてたら俺たちがちゃんと買ったのに。せっかくの誕生日なのに最悪だ!」
と言って激怒!

それ以来、息子を義実家には連れて行かなくなりました。

まとめ

冗談のつもりだったのかもしれませんが、全く笑えませんね。
姑は「そこまで怒らなくても……(笑)」と苦笑いしながら言っていたそうですが、楽しみにしていた子どもの気持ちを踏みにじるような行為は親として許すことはできないですよね。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:藍沢ゆきの