最近はどんなお店でもクチコミが投稿されているため、来店前にチェックするという人も多いのではないでしょうか? 事前にお店の良し悪しを判断できてありがたいクチコミですが、中にはクチコミが原因でトラブルになってしまうパターンもあるようです。今回は友人から聞いた実際に経験したケースをご紹介します。

引越し先で新しい美容室へ

私は最近、夫の転勤で今の土地へと引っ越してきました。
全く馴染みがなく初めての場所なので、行きつけの店などもありません。
ちょうど髪が切りたいと思っていたのですが、引越し直後でバタバタしていたこともあり、私はよく調べもせず、もちろんクチコミのチェックもしないまま、家から1番近い美容室に行ってみることにしました。

な、何これ……?!

でも、その美容室が本当に最低な店だったんです!

まず接客が悪い。受付にお客様が待っているのに平気で私語を続けたり、スタイリストとアシスタントが髪をドライヤーしながら内輪ネタで盛り上がってクスクス笑っていたり……。
スタッフ同士仲がいいのは素敵なことですが、仕事中の緊張感が全く感じられず、不安になりました。

さらに、値段のわりに技術も低い。縮毛矯正をお願いしたのに、なぜか髪の毛が一部チリチリになってしまっています。

帰宅後それに気付いてさすがにひどいと思い、翌日その美容室に行って直接クレームを伝えることに!

あまりの対応に唖然

店に再訪して「返金か施術のやり直しをしてほしい」と言うと、対応してくれた店員は「ネットに悪いクチコミ書いたのってお客様ですよね? あれ削除してくださいよ。じゃないと施術のやり直しもしませんよ」と横柄な態度。

実際そのクチコミを見せられましたが、たしかに内容は私と同じような目に遭った人のようでした。
でも、私はクチコミなんて書いていません。でも店員は完全に私だと決め付けているし……と、埒が明かず困っていると?

まさかの本人登場!

その時、店に女性が入ってきて、「そのクチコミ、私が書きました」と言うのでビックリ!

店員はバツが悪そうにしながら、「まれに髪の毛にこういうトラブルが起きることも……」と説明し始めましたが、女性は「『まれに』って、同じ日に2人も同じ目に遭ってるのに、ですか?!」と強気。

結局私も女性も全額返金してもらい、別の美容室で髪の毛を直してもらいました。

まとめ

失敗は誰にでも起こりうることですが、その失敗に真摯に向き合わないのはプロ失格ですよね。忙しかったなど理由はあったかもしれませんが、まずは謝罪が必要でしたね。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:藍沢ゆきの