核家族世帯が多くなっている世の中、ご近所付き合いも昔よりは減っている所も多い事でしょう。
そんなご近所付き合いを大切にする義母と、まさかのトラブル発生!?
今回は筆者の友人A子さんから聞いた体験談をご紹介します。

人見知りの私は、義母が苦手

A子さんが結婚したての頃のお話です。
A子さん夫婦はマンションに住んでいて、ご近所とは挨拶をする程度。
ほとんど付き合いはありませんでした。

そんなA子さんが気に食わなかったのか、義母は「私はご近所付き合いを大切にしている」とよく言っていたのです。
友人も多いらしく、まさに広く浅く付き合うタイプの人のようでした。

A子さんは義母とはまさに正反対で、友人も多くありません。
そんなA子さんに対し、義母は、

「ほんと人見知りって大変ね!」

ため息交じりで上から目線で言われることが、A子さんにとってはとても苦痛でした。
それでも結婚後はお盆とお正月の年に2回ほどしか会う事もないので、我慢して付き合おうと思っていたのです。

手土産は大好評! それなのに、義母だけが渋い顔。一体なぜ?

A子さんが嫁入りして、初めてお盆を迎えた時の事でした。
義実家には義両親と義兄家族が集まるので、全員分の手土産を持って行くことにしたのです。
人気の手土産を入念に調べて、全員が喜んでくれそうなお菓子を購入することにしました。

A子さんの手土産は大好評で、皆が喜んで食べてくれました。
「センスが良い」「すごく美味しい!」と皆は大絶賛してくれて、とても嬉しく思っていたのです。

ところが、義母だけは手土産を指折り数えだし……

「え、なんでこんだけしか買ってこなかったわけ!?」

とA子さんに文句を言い出したのです。
全員分買ってきているのに、一体どうして??

義母の言い分は、とんでもない理由だったのです。

そんなこと知りません! 身勝手すぎる義母にはウンザリ!!

義母は「美味しいものを周りに自慢したい、見栄をはりたい」と思っていたようでした。

「私が親しくしているご近所さんの分も買ってくるのが礼儀だろう!」

と、義母はその場で怒り出したのです。
呆気にとられて何も言い返せないA子さんでしたが、その場にいる誰もが義母に反抗してくれました。
ところが義母は、自分の意見は絶対に間違っていないと言わんばかり。

「はいはい、知り合い少ない人からしたら分からないのかもしれませんけど?」
「人付き合いって大事なのよ?」

そんな嫌味を連発してきたのです。
結局その後、夫に気にしなくていいと言われましたが、もう二度と会いたくないと思わせるには充分すぎた出来事でした。

まとめ

一度も面識のないご近所さんの分の手土産まで買うって、なかなかないと思うのですが。
周りにいい顔をしたかったのだと思いますが、癖が強い義母だと、今後の結婚生活も思いやられそうです……。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Yuki.K