イメージ(写真提供:photo AC)

持参する道具を揃える

これで足の痛みが改善するといいのだがと願いつつ、次に先生から指定された本を探すと、ほぼ新本に近いものが見つかったので、それを注文したら、翌日に届いた。見学のときに、懐中する際の、帛紗のたたみ方を教えていただいたものの、何がなにやらわからなかった。

しかしこの本の帛紗を「懐中するときのたたみ方」の項を読んでいたら、「模様のあるときは、左向こうかどに自分から見えるように持つ」と書いてあって、「おおお」と感激しながら、蛍光鉛筆でラインを引いておいた。これで懐中するときだけは迷わなくて済む。

あと必要なのは、お稽古に必ず持参しなくてはならないものを入れるための数寄屋袋、そして古帛紗と菓子切り、洋服でお稽古をするときのための長めのベストである。

座ったときに膝の中程まで丈がカバーされるので、少し安心できる。見学にうかがったときは闘球氏と白雪さんは洋服で、2人ともその上にV衿のベストを着ていた。V衿の左側の裏にポケットがついていて、着物の懐のようにそこに懐紙などを入れられるようになっている。

インターネットで購入したとおっしゃっていたので、検索してみたが、残念ながら同じものは見当たらなかった。他にもお稽古用のベストでも丈が短いものがあったのだが、長いほうが安心できるので、価格が中程度のものを購入した。