かつては白粉(おしろい)とも呼ばれたほど肌を白く見せ、粉っぽい仕上がりだったフェイスパウダー。時代と共に進化し、大人の肌にしっとりなじんで清潔感を与えるほか、弱点をカバーしてくれるなどメリットがたくさん。ヘアメイクアップアーティストの山本浩未さんが活用術を教えます (撮影◎小川 剛(商品) 取材・文◎片岡えり)

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Q)フェイスパウダーって、使う必要ある?

A)
「肌悩みが増える大人こそ、使ったほうがいいアイテムです。気温が上がる春から夏は特に重宝します。汗や皮脂を吸収しベースメイクを崩れにくくし、眉やアイメイクなどのにじみも防ぐことができるのが利点。それ以外にも、テカりやベタつきを抑えてサラサラ肌を保つので、時間が経っても毛穴やくすみが目立ちにくいし、薄く繊細なヴェールで肌を覆って小さな凹凸や影を目くらましする美肌効果も。実は、パウダーには紫外線を跳ね返す特性があるため、日焼け止めにパウダーを重ねるとUV対策の強化になるんですよ。ふわっと自然に仕上げたいならブラシで、しっかり密着させたいならパフで塗布しましょう」

(山本浩未さん。)

1:5秒で感動メイクブラシ フェイスブラシ¥2,178/ウエルシア薬局PB(からだwelcia)
特殊加工で粉含みと発色のよさを実現。こだわりのボリューム×柔らかな肌あたりで、使い心地も抜群!

2:パンソー(プードル) ¥8,250/クレ・ド・ポー ボーテ
熊野の伝統技術を用いた、プロの仕上がりを叶える名品。毛量たっぷりの柔らかなブラシでパウダータイプの製品をふんわり均一に密着させる。

3:メイクフィックスパフ ¥638/ロージーローザ
直径約78mm、厚さ約16mmのふかふかクッションで指の圧がかかりにくい。キメ細かくなめらかな肌ざわり。ファンデーションの仕上げにも使える。

4:KOBAKO パウダーパフO ¥770/貝印
毛穴やメイク崩れが気になる肌にしっかり密着する、毛足の短いフェイスパウダー用パフ。小鼻の凹凸や毛穴にも押し込みやすくなめらかに仕上がる。ケース付き。