新緑がまぶしい季節、新生活のリズムにも慣れ始めてきたころでしょうか? 5月は環境のどんなに小さな変化でも、知らぬうちに心身に「疲れ」が溜まるもの…… 旬の食材で上手に疲れをとり除き、心身ともに健やかに過ごしませんか? 今回は、お疲れケアにもおすすめな旬の「アスパラガス」の栄養と食べ方について、インナービューティー料理研究家の筆者がご紹介します。

実は豊富!アスパラガスの種類とは?

アスパラガスといえば、緑色がスタンダードですね。でも実は、それだけではないんです!近年は緑色でもミニサイズの「ミニアスパラガス」、軸から穂先までパープルの「紫アスパラガス」、そして真っ白な「ホワイトアスパラガス」など、その種類も豊富。
一般的なスーパーでも手に入りやすくなってきました。旬のアスパラガス、食感など味わいの風味を食べ比べてみてはいかがでしょう?

お疲れ対策に◎アスパラガスの栄養素3選

  1. 【1】アスパラギン酸

    疲労物質乳酸の代謝など、新陳代謝をサポート
  2. 【2】ビタミンB2

    脂質の代謝、皮膚や粘膜など細胞の生成もサポート
  3. 【3】たんぱく質

    細胞のもとになる、重要なエネルギー源

美腸・美肌作りに嬉しい!アスパラガスの栄養素2選

  1. 【1】カロテン

    体内でビタミンAに変換される、抗酸化力の高い栄養素
  2. 【2】食物繊維

    便秘の予防など腸内環境を整える

おいしいアスパラガスの選び方

アスパラガスは鮮度が命。購入後はすぐに食べるのがおすすめです。
売り場で選ぶ際には、軸にハリがありシワがないもの、穂先がきゅっと閉まっているもの、軸の切り口が渇いておらず新鮮なもの、黄ばんでいないものが新鮮な証拠です。
新鮮で瑞々しいアスパラガスは、旨味たっぷりで筋っぽさもなく食べやすい! 是非新鮮なうちに頂きましょう。

アスパラガスの調理法

軸の根元に近いほど、穂先に比べると繊維質で硬くなります。でもなるべく無駄なく、おいしく頂きたいですよね。
筆者は、軸の半分から下は、「はかま」も一緒に皮をピーラーで取り除きます。そして約3㎝幅に切ったらさらに縦半分に切り分けて、炒め物などの調理に使うことが多いです。
こうすることで、小さな子どもでも食べやすく、繊維質を気にせずにおいしく食べることができますよ!

アスパラガスを一度に使い切れない場合は……

まず、アスパラガスを食べやすい大きさに切って塩茹でします。水気をしっかり拭き取ってから、食品用冷凍保存袋に入れて、空気を可能な限り抜いて(ストローを使うと便利!)冷凍保存します。
冷凍したものは約2週間をめどに使い切りましょう!炒め物や味噌汁、煮込み料理など、好きな時に手軽に使えるので便利ですよ。

手軽でおいしい!アスパラガスのおすすめ食べ方アイデア

【1】疲労回復・たんぱく質補給には「+豚肉」

豚肉とアスパラガスの、アスパラギン酸やビタミンB群、たんぱく質の相乗効果で、疲れた体の栄養補給や代謝促進が叶います。
グリーンアスパラガスに豚バラ肉をぐるりと巻き付けて焼くだけの定番おかず「肉巻き」や、巻かずにひき肉と一緒に炒める調理が手軽でおすすめ。お弁当のひと品にも◎

【2】美肌ケア・腸活には「塩茹でサラダ」

塩茹でしたアスパラガスはそれだけでもおいしいもの。アスパラの上に半熟卵やポーチドエッグをのせて、オリーブオイルや塩こしょうで味をととのえれば、ビスマルク風の前菜に。
葉野菜やトマトなど具だくさんの野菜と合わせてサラダにすれば、カラフルで具沢山なヘルシーサラダになりますよ。
豊富な食物繊維やビタミン・ミネラルで、美肌や美腸をサポートしてくれます。

いかがでしたか?
アスパガラスの旬は4月後半から6月下旬頃。やや短いですが、新生活のお疲れが出てくるタイミングにピッタリです。疲労回復のためにも是非、日々の料理にアスパラガスを手軽に取り入れてみて下さいね!