福井県小浜市が若狭総合公園(北塩屋)に整備を進めていた全天候型の遊び場キッズプレイパーク「なないろ」が完成し、5月1日オープンした。季節ごとに入れ替える多彩な遊具や階段型の本棚など乳児や園児が遊べる施設となっている。

 屋内で遊べる施設を求める若い世代の要望を受け、温水プールと屋内砂場がある多目的休養施設の間の芝生広場に新設した。木造平屋建て、延べ床面積は323・5平方メートル。総事業費は約1億7千万円。

 木のぬくもりを感じることができる広々としたフロアには、エアー遊具や季節をイメージし入れ替わる遊具が充実。壁の一部はマグネットウォールにし、玩具を貼り付けて遊ぶことができるようにした。階段状の本棚は、腰掛けて絵本を読み聞かせできるほかイベント時にステージとしても利用される。

 ウッドデッキも設けられ、小浜湾が一望できる。

 開館式典には市や西津地区関係者ら約40人が出席。テープカットしオープンすると、さっそく多くの親子が訪れ、子どもの歓声が響いていた。2児の母親(32)は「2人の子どもを遊ばせようとすると公園の遊び場は夏は暑く、雨の日は行き場がなくなっていた。(全天候型の)施設ができたのうれしい」と話していた。

 開館時間は午前10時〜午後5時。水曜日休館。対象は0〜6歳児。無料。職員1人が常駐する。