夏休み中の小学校プール開放について福井県福井市は6月12日、気温が比較的低い午前の運用に変更すると明らかにした。昨年度は午後に実施し、熱中症対策として予想最高気温が35度以上となった場合に中止としたため2日間しか開放できなかった。本年度は49校で7月22日〜8月10日、児童数によって各校3〜6日間の開放を計画している。

 同日の市議会一般質問で玉村正人議員(市民クラブ)の問いに理事者が答えた。

 昨年度は7月21日〜8月10日までの18日間、50校を10グループに分け順番に開放したが、16日間が中止となった。利用人数は延べ924人。開放事業に伴う管理、監視業務に伴う委託費は1023万円だった。

 昨年度に開放した期間の午前中の気温を確認したところ、35度を超えた日はなかったことから午前8時半〜10時半に変更。49校を10グループに分けて順番に開放する。午前で気温が35度を超えた場合は中止とする。委託費は885万円。

 本年度の利用実績を踏まえ、学校関係者らと協議して来年度以降のプール開放事業を検討する。