福井県議会は6月26日、本会議を再開し、9人が一般質問した。福井市東公園を建設候補地とするアリーナ構想に関し、理事者は年間160日の県民向けの利用枠について「文化イベントや学校部活動など幅広い利用が想定される」と述べ、積極的に需要を喚起する考えを示した。1日平均169万円と試算される県・市の運営費は「新たに体育館を整備するより費用が抑えられる」とした。

 山浦光一郎議員(自民党福井県議会)への答弁。

 アリーナの基本計画案によると、バスケットボール男子Bリーグなどのプロスポーツやコンサート、メンテナンス日を除いた県民利用日は最大160日。利用枠の買い取りなどで福井県と福井市が毎年計2億7千万円の公費を投じる計算になる。これとは別に建設段階の行政支援が最大50億円と想定されている。